畑の雑草には、実は美味しく食べられるモノがある
畑にいつの間にか沢山生えてくる雑草。
土の上には、クローバーや、アカザ、シロザ、カラスノエンドウ、タンポポ、オオイヌフグリ、多種多様な草が、生えてくる。
自然農では、草は根を生やし、土を耕し、土壌を豊かにしてくれる共存共栄の大切な存在。
ふと、考えてみた。雑草って何だろう?
雑草というのは人が勝手に『雑』な『草』と呼んでいるだけで、
草にはそれぞれ名前も役割もある。
例えば、クローバーやカラスノエンドウは、大気中の窒素を自然と土の中に供給してくれている。
夏の強すぎる日差しのグランドカバーになったり、枯れて土の養分になったり、決して『雑』な『草』ではない。
雑草とされている畑に生えている草。
その中でも、今回は、コチラ
花も咲かせる雑草『スベリヒユ』。
スベリヒユの豊富な栄養素
オメガ3脂肪酸の含有率が、全ての植物の中で最高の含有量。
オメガ3脂肪酸の効能としては、血液中の脂質濃度を下げることから、
・中性脂肪を下げる
・動脈硬化・心筋梗塞・高血圧など、血流・血圧の改善
・悪玉コレステロールを下げる
・脂肪肝の予防
・高脂血症予防
・メタボリック予防
・ガンの予防
・花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー予防
・過敏性腸炎
・抗うつ作用
・ダイエット
・脳神経障害
などの効果が発表されている。
さらに、スベリヒユには、抗菌・解毒作用もあるため、天然の抗生物質とも呼ばれている。
(蚊に刺されたら、スベリヒユの茎を切って塗ると痒みがやわらいだりもする)
そして、グルタチオンの濃度がほうれん草の1.5倍も含まれているため、老化防止やお肌のシミ・そばかすの予防にも効果がある。
簡単!美味しい!!スベリヒユのからし和え
スベリヒユは、カットして収穫すればまた伸びてくるので、
何度も食べ続けたい場合は、茎を途中でカットし、根を残して収穫する。
鍋に水を入れ、お湯を沸かし、1~2分サッと茹でる。
適当な大きさにカットし(この時は5cm程度)、からししょうゆで和える。
からししょうゆで和えたスベリヒユを器に盛って、完成。
畑の雑草、スベリヒユを食べてみた感想
畑に生えている雑草を食べるのは、初めてだったので、一応恐る恐る・・・口に運んでみる。
スベリヒユのからし和えを一口食べて、ビックリ。
『スベリヒユ、美味しい!!』
『なんとも言えないスベリヒユのヌメヌメ感。からししょうゆ和えだからか?!クセもない。美味!!』
『むしろ、畑でわざわざスベリヒユを育てたいかも(笑)』
スベリヒユを食べられると知らなかった時は、土から抜いて、堆肥用の山にのせて置くだけでした。
もったいないことした!!スベリヒユー!!こんなに美味しかったのかー!!
ということで、『スベリヒユ』、美味しい雑草レシピの第1弾に認定です。