病気にどういう価値を与えるか。

病気にどういう価値を与えるか。

ナチュラルライフスタイル『病気にどういう価値を与えるか。』

季節の温度変化、体の疲れ、ストレス、睡眠不足、食生活の乱れなどから、体調を崩したり、
風邪をひいたり、熱が出たり、鼻水が出たり。
体の不調は、誰もが『早く改善したい。治したい。』そう思うことでしょう。

少し考えてみましょう。
ところで、この『症状』って何だと思いますか?
あなたの体は、一体何をあなたに訴えているのでしょうか?

風邪や、病気って、一体何なのでしょうか?

症状は、早く治そうとする体の反応。

大切なことは、『体に現れた症状とどう向き合うか』。

症状をむやみに抑えようとするのは、自然治癒を邪魔することになり、治るのが遅くなります。
不調和を調和に戻すために、浄化作用を起こしています。
人間の都合で捉えて薬を使うか、自然の循環で捉えて排出・浄化させるか。

体は、あなたが気付くように、少しずつ何かしらの症状を出しているのです。
体のサインに気づかず、そのまま生活していると、体は大きな病として見せてくる。

植物の世界で、虫・ウイルス・雑草が働いてくれるように、
人体の世界でも、ウイルス・細菌が働いてくれています。

風邪をひくのは良くないことなのか?

あなたは風邪をひいた時、どうしていますか?
・鼻水が出るから、鼻水を止める薬を飲む。
・セキが出るから、セキ止めの薬を飲む。
・風邪をひいたから、風邪薬を飲む。
・熱が出たから、解熱剤を飲む。
自分にとって不快な症状を、何とか薬で対処しようと、薬を飲み症状を抑え込む。

しかし、もしも、体がメンテナンス作業の一環として、必要にかられて、風邪をひいたり、高熱を出したりしているのだとしたら、あなたはどう思うだろうか?
人が風邪をひくと、体は高熱を出し、体温を上げる。

人の体の体温が38.5度を超えると、免疫を担うマクロファージが活発になります。
すると、免疫力が上がり、ウイルスや病原菌などの繁殖を防いでくれたり、死滅させたりするのです。

つまり、熱を出すことで、人の体は体内でウイルスと闘い、体の掃除をしているのだ。

この時、熱を出す温度は、その人の体力や健康状態によります。
体力に合わせて、1回で40℃の大掃除をするのか、
もっと低い温度で何回も掃除するのか。
命が脅かされないよう、熱の出方も自然に調整されているのです。
基礎体温を上げて、風邪をひける体を取り戻しましょう。
風邪をひけないのは、体のバランスを壊して、風邪をひけない体になっているからです。

40℃の熱を出せる人が、真のナチュラル生活の実践者と言われたりもします。

風邪は万病の予防

風邪は自然に順応した医療です。
症状を止めずに、出せるものを良しとしてみましょう。
風邪を常に止めるようにしていると、大掃除が大変になり、症状も重くなります。

自然栽培・自然農法の自然と調和した土は、排出能力と修復能力が高い。
自然と調和した体は、自然治癒力により、排出能力と修復能力が高い。

アレルギーが治る時も高熱が出る

 現代は、大人も子供も何かしらのアレルギーを持つ人が随分増えたように感じます。
食生活や、日用品、住居、働き方や生活、ストレス、などいろいろな原因により、体の抵抗力が落ちてしまったことで、アレルギーになってしまうと言われています。
風邪菌に対して薬を使用したり、日常生活において何かと除菌するなど、
人が本来持っている抵抗力を必要とする場が少なくなってしまったこと。
それにより、現代人の抵抗力が昔よりも下がってしまったことで、アレルギーになってしまう人が増えているのではないかと言われています。
人体に、菌が介在することで、人の抵抗力は高くなっていました。
現代では、人に介在する菌が少ないので、菌を呼び込むために、体がアレルギーを起こし、菌を寄せ付けているのです。
アレルギーの人は、あまり熱が出ず、高熱は出せません。
アレルギーを抑える薬などを使用し、症状を抑えている時は、アレルギー力も抵抗力も下がっていて、実は体にとっては一番危ない状態なのです。

アレルギーや病の原因がわからないこともありますが、分からずとも、根本から、体を変えていくこと。
体はあなたに何かを伝えているのです。

大切なのは、本来のものだけを取り入れ、今まで溜め込んだ毒を排出していくこと。

毎日、どのお米を食べ、どの味噌汁を飲み、どの石鹸を使うか。
日々の生活で、あなたが何を選択し、何を食べ、何を使っていくか、であなたの未来の体が作られます。
本来の本当のものものだけを取り入れ、今までの毒を体からどんどん排出していくこと。
どれだけ汚してしまった人も、どれだけ汚れた土も、自然なことを実践すれば、自浄作用で必ずきれいに、最短で戻っていくのです。