自然栽培で育てたライ麦を収穫。脱穀して食べる。vol.2

自然栽培で育てたライ麦を収穫。脱穀して食べる。vol.2

無肥料・無農薬。自然栽培でライ麦を育ててみた。vol.1” の続きです。

脱穀作業は、はざ掛けしてから約1週間後

はざ掛けして、約1週間ほど経った頃。
ライ麦が乾燥したら、梅雨の晴れ間を狙って、脱穀作業です。
前日も晴れて、ライ麦がよく乾燥した状態で脱穀の準備をしましょう。

ザルを使って手作業で脱穀するのと、脱穀機を使うのとではスピードが全く違う

ザルで脱穀する場合
アナログで一番手軽な方法ですが、手間と時間がかかります。
収穫量が少ない場合や、身近に脱穀機がない場合に、有効です。
シートの上にライ麦を並べ、棒などを使って、上からライ麦の穂先をよく叩きます。

棒で叩いた勢いで脱穀され、穂先からライ麦の粒が飛び出します。
脱穀されたライ麦の粒と、麦ワラや殻をザルに通して分別します。

脱穀機で脱穀する場合
セッティングに時間がかかる場合もありますが、脱穀開始から、脱穀終了まではあっという間です。
干したライ麦を竹から外し、束のまま、脱穀機の元へ運びます。
セッティングした脱穀機のスイッチを入れ、脱穀機の回転スピードが整ったら、ライ麦の穂先を入れて脱穀します。
収穫したライ麦の粒が全て脱穀されるように、差し込んだライ麦の束を回転させましょう。
脱穀されたライ麦は、ワラなどと混じって出てきます。
全て脱穀し終わったら、脱穀機の中も掃除しましょう。
脱穀機の中に、脱穀されたライ麦が残っていたりします。

風の力を利用して穀物選別をする道具それが唐箕。

脱穀した後は、細かいワラのカスや殻と分別するために、唐箕(とうみ)という機械に通します。

唐箕の代わりに、アナログな方法で分別することもできます。
シートを敷いた上から、ライ麦をこぼし、風の力で細かいワラや殻を飛ばしていきます。
ポイントは、風が強く吹いた時に、ライ麦をこぼすこと。
風が弱いと、細かいカスや殻は飛んでいきません。
これを、何度か繰り返すことでライ麦の粒だけに分別されていきます。

麦わらの上に座って、ナチュラルランチ。

ランチや休憩は、山になった麦ワラをソファーにして。
収穫した野菜を使ったサラダやおかずなどを持参しよう。
畑で食べるランチは格別です。

食事の後は、山になった麦わらの上に寝転んでみると、麦わらはフカフカのベッドに。
寝転がって、大きな青い空を眺めながら、思いふけったり、読書してみたり。
気持ちのいい時間が過ごせます。

そして、山になったライ麦の麦わらは、畑の一角に置いておくと、年数をかけて分解されて、自然と土に戻っていきます。
また、畑でかぼちゃやキュウリの敷きわらとして使用することも。

収穫したライ麦を食べてみよう

ライ麦は、グルテンが含まれていない。低GI食糧。
ドイツやロシアなどでは、ヘルシーなライ麦パンが大人気。
ライ麦を食べることで、水溶性・不溶性の食物繊維を豊富にとることができます。

脱穀したライ麦は、基本、製粉機を使って、ライ麦粉にします。
粉になったライ麦粉を使って、ライ麦パン、ピザ生地、ベーグル、クッキーなど様々なカタチで美味しく食べることもできます。

粒のままのライ麦を美味しく食べてみる

「製粉機は欲しいけど、そんなに頻繁に使うこともないから、購入しても無駄になるかも。」
「製粉機は大きくて邪魔になるかも。」
そう思う人もいると思います。
畑で育てたライ麦を、製粉機を使わずに、粒のままライ麦を食べる方法。
それは、『ライ麦入りごはん』です。
脱穀したライ麦を、白米と一緒に炊飯器で炊いて食べる。

実際にやってみた!ライ麦と白米を一緒に炊飯器で炊いてみよう。

脱穀の際に欠けてしまったライ麦の粒を使って、白米と一緒に炊飯器で炊いてみた。

<手順>
1. 白米にお好みの量のライ麦を入れ、水洗いし、研ぐ。
(この時は、白米2合に、ライ麦を大さじ山盛1杯)

2. 炊飯する時の水は、2合の目盛に、投入したライ麦の2倍の量の水をプラスして入れ、2時間以上、浸水させて炊く。
(2時間以上先に炊きあがり時間を予約して炊飯ボタンを押しておく)
↓この時は、脱穀で割れてしまったライ麦の粒を使用。
3. 炊きあがったので、炊飯器を開けてみる。
ライ麦の粒が、水分を含み、ぷっくり膨らんでいます。
しゃもじで、ご飯の粒を潰さないように、炊けたライ麦入りゴハンを軽く混ぜましょう。
4. 茶碗に盛って、いただきます。
一口食べてみると、美味い!!
ライ麦入りゴハン、プチプチしたライ麦の食感が、クセになる美味しさ。

製粉機がなくても、ライ麦は粒のまま、美味しく食べられる。
『ライ麦入りゴハン』これは、アリだね。

それでも、自力で粉にしたいあなたへ。ライ麦を粉にする家庭用製粉機

せっかく収穫したので、やっぱり自宅に欲しい。
自宅に製粉機があれば、いつでも手軽に、挽きたてのライ麦粉を使って料理することができる。
挽きたてのコーヒー豆で入れたコーヒーが格別であるように、
挽きたてのライ麦粉は、風味が格別なのがポイント。
マシーンによっては、麦以外にも、玄米や大豆、昆布などの乾物食材を粉にすることもできるため、
ダシ粉が作れたり、大豆粉や、きな粉、米粉を使った調理など、料理の幅が広がることも。

Fidibus21  オススメ度★★★★★
小麦、そば、ライ麦、米、トウモロコシ、キビ、スペルト、大麦、アマランサス等の穀物に使用可能。 都度、挽き加減の設定も出来る。
インテリアとしてキッチンに置いておいてもオシャレな「家庭用穀物製粉機」。

NEWよめっこさん オススメ度★★★
米粉にしたり、玄米粉にしたり、大豆などの食材を粉にしたりの「万能粉ひき機」。手軽な価格とサイズが魅力的。

家庭用 卓上型製粉機 粉エース オススメ度★★★
白米、ソバ、生大豆、小麦など穀物を製粉できる「卓上型製粉機」。

まとめ

ライ麦は、寒い気候や瘦せた土地などでも育つ、強い作物。
種をまき、土をかければ、手間もかからず自然栽培でスクスクと育っていきます。
肥料や農薬も一切必要ありません。
ライ麦は、穫の際の刈り取り・はざがけ・脱穀・細かいワラとの分別(唐箕作業)などの作業に、手間と時間、人手が必要になります。
収穫したライ麦は、粒のまま保存したり、粉にして保存したり、ライ麦パンとして食べたり、収穫後もその風味を楽しむことができる穀物です。
まずは、小さなスペースから種をまき、育ててみるのも良いかもしれません。

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