製造現場を訪ねる旅vol.01 醤油の蔵めぐり 「ミツル醤油製造元」

製造現場を訪ねる旅vol.01 醤油の蔵めぐり 「ミツル醤油製造元」

日本にかかせない、伝統調味料の1つである醤油。
醤油の持つ独特の風味や旨みから、今や海を渡り、世界各国で愛用されています。

醤油の起源は「たまり醤油」?

醤油の原料は、「大豆・小麦・麹・塩・水」です。
醤油の起源は、その昔、味噌作りの熟成の過程で木桶に溜まった濃茶の液体(たまり)と言われています。
その液体(たまり)の美味しさに気づき、調味料として使われていきました。
(醤油について詳しくは、コチラの記事へ → ”本物の醤油を食べていますか?”

せっかく日本に生まれたんだもの。醤油の蔵を見てみよう。

普段何気なく当たり前に使っている醤油。
その醤油の製造工程、醤油の蔵を一度は訪れてみたいと思いませんか。
実際に、蔵の中で醤油が出来ていく現場を、体験してみました。

今回紹介する蔵は、福岡県糸島市にある『ミツル醤油製造元』。

『ミツル醤油製造元』へは福岡県の博多駅から、福岡市営空港線に乗り、「姪浜(めいのはま)」 でJR筑肥線に乗りかえ、「筑前深江」駅へ。
(時刻によっては、姪浜で乗り換えなしの直通もあり)
博多駅から筑前深江駅までは、所要時間約50分。
JR筑肥線を降り、筑前深江駅を降りると、目の前には静かな田舎町が広がっています。

蔵を見せていただく約束の時間よりも早く着いたので、駅前でお茶でもしようと思っていましたが、カフェらしきものはなく。
駅の改札に、ドリンクの自動販売機を発見し、しばしティータイム。

駅から徒歩で静かな住宅街を歩いて行くと、メイン通りを渡った先に、木造の大きな建物が見えてきた。

建物の木の壁には『ミツル醤油』のマークが。

建物の入口へ少し進むと、大きな看板が出ている。

趣のある、事務所の中にいれていただいた。
ミツル醤油さんの醤油が数々並んでいる。
「ぽんず」や「だしつゆ」もありますね。

早速、醤油の蔵に案内していただいた。
敷地の奥に進むと、醤油の蔵が見えてくる。
蔵のシャッターを開け、醤油の蔵に入った途端、ふわ~っと、醤油の甘い香りでいっぱい。
蔵の中には、年期の入った、とても大きな木樽が並んでいる。
木樽にはそれぞれ柿渋が塗られていて、歴史と趣を感じさせる。


木樽にかかる脚立を昇り、発酵・熟成中の醤油樽の中をのぞかせてもらった。
木樽の上に被せてあるビニールシートをめくると、若い醤油の木樽はお味噌のようなアルコールの香り。
別の3年モノの醤油の木樽は、甘く豊潤で、まろやかで華やかな香りが漂う。

醤油の木樽の上層部には、もろみが固まっていて、見た目はまるでお味噌のよう。
上層部のもろみと下に溜まった醤油を、定期的にかき混ぜる。

そうして完成した生成り醤油は、手絞りでゆっくりと時間をかけて絞り出す。

醤油の試食

帰りに、みつる醤油さんの5種類の醤油を試食させてもらった。
・生成り うすくち
・生成り 濃口
・生成り 再仕込み
・無肥料無農薬 濃口醤油
・みつる醤油 うまくち(甘い醤油)

『生成り 薄口』は、香り華やかな、爽やかな旨み。
『生成り 濃口』は、濃く醤油の自然な甘みと深み、旨みが広がる。
『生成り 再仕込み』は、濃口がさらに濃厚にねっとりとした奥深さと深い旨みが広がる。
『無肥料無農薬  濃口』は、スッと通っていく透明感と香りと旨み。
『みつる醤油  うまくち』は、砂糖の入った現地で人気の甘い醤油。
(※あくまでも個人的な感想です)

 今回は、生成り 濃口、生成り 再仕込み、無肥料無農薬 濃口の3種類を購入。

原料も、地元産を使うなど、ミツル醤油さんのこだわりが詰まった醤油。
全てが奥深い。

本物に出会ったその日から、毎日の味が変わります

煮物、お刺身、納豆、様々なものに毎日使う日本の伝統調味料、醤油。
あなたも、本物の醤油を味わってみませんか。
本物の良質な醤油を口に入れた途端、そのコク・風味・香り・旨みの深さにきっと驚くことでしょう。

ミツル醤油製造元
福岡県糸島市二丈深江925-2
営業時間:9:00-18:00
定休日:日・祝
筑前深江駅 徒歩5分

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